自分はクローン病で20年近く消化器内科クリニックに通っています。
手術や入院は大学病院ですが、退院後はクリニックに戻るようにしています。
クリニックを主に利用する自分なりの理由を記事にまとめました。
自分は、28年前に難病IBDと診断されました。
以降定期的な通院は必要不可欠な日常生活となりました。
初期5年くらいは毎2週間間隔に通院してたと思います。当時は救急車で入院した個人胃腸病院へ通院をしていました。
個人病院ですので、通い易く、予約や通院等の変更は簡単でクローン病以外の病気でも気軽に診察に通っていました。
しかし、入退院を繰り返し個人病院の治療の限界を感じて、大学病院に移りました。
そこで、個人病院、大学病院、クリニックを通院体験して、それぞれの特性の違いに気付き、現クリニックに通っています。
クリニックの良い所
- 予約がいらない
- 診察時間内なら好きな時間に通える
- 待ち時間が短い
- 治療や検査が診察後すぐ出来る
- クローン病以外の病気も診てもらえる
- 診察時間も長い
- 土曜日視察をしている
- 小回りが利く
大学病院には3年間程通っていました。IBD患者が多く知識や治療、入院時はさすがだと思っていました。潰瘍性大腸炎からクローン病だと判明したのも、大学病院での検査や知識の結果からだと思います。
治療は信頼して任せる事が出来ました。
しかし通院時間が往復2時間以上であり、平日だった事、予約の変更も簡単には出来ませんでした。
急な体調不良時も待ち時間が長いうえに、担当医がいない時も多かったです。
そんな時、地元でIBDの治療について講演をするクリニックの先生と出会ったのです。もともと医科大学病院の消化器内科でIBD治療に力を入れていた先生でした。
講演後個人的にお話させていただきました。自宅から車で10分の場所に消化器内科クリニックとして開業を始めていた先生で、今後自分を診察してもらえるか相談をしました。
クリニックでも内視鏡、レントゲン、点滴等、急変にも対応可能な病院とIBDの専門医として信頼できる先生でしたので、直ぐに転院しました。
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予約がいらない
まず通いたいと思った事は、予約が無く自分が行きたい時に通える事です。会社帰りに通う事も出来ました。
待ち時間が短い
通って思った事は、時間帯や曜日によって、待ち時間が少ない事です、着いて数分で呼ばれる事も有ります。大学病院では1時間から2時間待ちは当たり前でした。
治療や検査が診察後すぐ出来る
大学病院では血液検査や内視鏡、レントゲン等、部署が別れていて毎回受付を繰り返さないといけませんでしたが、クリニックは診察室や検査室が殆ど一緒で先生の口頭で事が進みます。これも凄い時間短縮だと感じました。
クローン病以外の病気も診てもらえる
クローン病をメインで通っていますが、風邪、頭痛、アレルギー、何でも体調不良が有れば通えます、自分のクローン病の治療を理解したうえでの薬処方や対応をしてくれるので、他の病院で必要な持病の説明が要らないのでとても楽です。
診察も緊張せず長く話せる
大学病院では待ち時間に対して診察時間が短く感じていました、クリニックの雰囲気はゆったりしています、先生との問診も砕けた感じに正直に時間を掛けて伝える事が出来ますし、1度終わって聞き忘れた場合も、待たずに聞き直す事も可能でした。
土曜日に通院できる
自分はこれが転院した一番の理由です、仕事を休まずに通える事は会社員にとってとても大きな事でした。毎月に1~2回休んでいた時は有給は無くなり欠勤でしたし、仕事を休むプレッシャーは大変気まずい物でした、クリニックに休日の土曜日や定時終わりで会社帰りに通える事が出来る様になり、会社への休むプレッシャーが無くなったのは、後の転職時でも大変助かりました。
小回りが利く
急な腹痛や下血クローン病での治療はもちろんの事、体調不良での頭痛、風邪、睡眠障害、メンタル不振、など身体の異変全ての診察対応が可能でした。
下血時の対応
自分はクローン病で下血タイプの症状が特徴でした。
下血すると、貧血が起こるぐらい数日で出血するタイプでした。レミケード治療を始める前は、出血したら貧血で入院の繰り返しでした。
レミケード治療をする様になり、大量出血よりも、2,3日出血して落ち着く事が多くなり、即入院は無くなりました。
クリニックに通う様になり、下血したら、直ぐステロイドと止血剤の点滴をしてくれます。ステロイドは自分にはとても相性が良く効いてくれます。3日程点滴で落ち着き、入院せずに、仕事復帰できる事が多かったです。
腹痛時の対応
仕事中腹痛で早退、クリニックで症状を説明、直ぐにブスコパンの注射をしてもらい、直ぐに腹痛も収まり、薬の処方もしてくれて、翌日に仕事復帰出来ました。IBDの専門医の知識があり、対応がとても速いです。診察と注射は数分で終わりました。お腹の激痛が注射している最中から治まっていく感覚が解りましたね。マジックの様にも感じるぐらい効きました。
下血タイプで貧血が多い時
自分は下血タイプで、目に見えない出血もあるらしく、貧血になりやすかったです。体調不良時に血液検査をすると、血色素量やFe値が低い事がよく有りました。
クリニックではその場合、フェジンFeの注射をしてくれました。数値が上がるまで、週に4回位一月以上、仕事帰りに注射してもらう事は当たり前の様に有りました。
大学病院では考えられない治療が可能だったのです。
当然Feの注射で貧血の回復も早く、仕事も休まずに治療が出来た事は本当に助かりました。
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こんな事でも
蕁麻疹が出てきて、皮膚科へ行って、アレルギーの薬を貰いながら一ヶ月程治療をしていましたが、良くなりませんでした。
それをクリニックの先生に相談したら、ステロイドの点滴をしてもらい、翌日にはだいぶ楽になったのです。そこで翌日もクリニック行き症状を話、良い薬は無いかと相談したら、ステロイド入りのアレルギー薬を処方してくれて、一ヶ月も苦しんでいた蕁麻疹が殆ど無くなったのです。
急に食べ物が呑み込めず詰まる感じがして胸が痛い
夜勤明けに診察に行きました。症状を聞いた医師は食事は?
食べていませんと答えたら、胃カメラするかと、数分後に胃カメラ検査をして診断してくれました。
結果は食道にカビが生えている事が解り、酢を飲めば治ると解決しました。
大学病院だったら、胃カメラの予約を入れたり診察結果聞いたりで、何日かかったかと思うとぞっとします。
自分に合った薬を処方できる
クローン病で免疫抑制剤やレミケード治療をしている自分に合っている処方や検査をしてくれるので助かっています
メンタル不振での睡眠障害時では
睡眠導入剤や安定剤を処方してくれました。消化器内科でメンクリの様な対応もしてくれて、当時は大変助かりました。睡眠導入剤や睡眠薬の調整も合わせてくれて睡眠改善もしました。
家族の病気の対応も
IBDはもちろん、家族の健康管理もトータルに任せる事が出来て、家族でお世話になっております。
消化器内科クリニックは殆どの病気に対応可能でした、父の心臓疾患の時は専門病院を紹介して頂き、その後の薬の処方はクリニックでしてくれています。
クリニック一か所で全ての病気の診察と薬の処方をしてもらっていますので、通院時間短縮には感謝しています。
結論
大学病院とは違い予約なく通える事、土曜日診察や午後の視察時間も遅くまでやっているので、仕事を休まず通院できる事
急な体調不良時でも当日その場で治療や検査が出来る事、クローン病以外の体調不良もトータルに見てくれて処置や処方をしてくれる事
クローン病の治療をしているので、クローン病以外の症状もそれに合わせて薬を処方してくれる事
胃カメラ検査なら当日検査出来る。
何時でも通えて診察してもらえる安心感がある事
緊急時は大学病院への紹介もしてもらえる事
会社を休まずに、小回りが利きIBD の知識があり処置や処方が早い事は、一生関わっていく病気と時間を考えると、クリニックが自分には合っていると感じました。確かに、入院が必要な程の重症時は大学病院で入院は安心です
寛解期においては、毎回の薬処方がメインとなりますので、その為に会社を休んだり、長時間待たされたりするのは、時間がもったいないと思っています。
毎月の診察は土曜日で薬局入れても1時間ぐらいです。
ここまでが自分がクリニックに通っている理由となります。
動画でも話しています。
ここまでお読み下さりありがとうございました。🙏